結婚観

「話し合い」という幻想

最近ふと思ったコト。

 

異なる意見を収斂しようとする場合。

例えばご近所トラブルがあったら、仲介人(警察官や弁護士など)はきっとこう言うでしょう。

「まあ、まずは当事者同士でよく話し合ってくださいよ」と。

 

A氏が、「深夜のテレビの音がうるさい」と主張し、

B氏が、「音は小さくしている」と答えたとしたら。

 

音の大きさは主観的なことだから、どちらが正しいとかっていうのは簡単に判断できません。

(「騒音オバサン」みたいに、極端なケースはまた別として)

 

となると、A氏がガマンするか、B氏がもっとボリュームを下げるしかない。もしくは、両方。

どう転んでも、お互いに渋々感アリアリです。

 

つまり、『話し合う≠解り合う、ナットクする』ではない、ということ。

 

日常よく使われる「話し合い」という言葉ですが、個々のケースにに当てはめてみると、基本的に

『話し合う=折り合いをつける、落としどころを決める』という作業だということが分かります。

そこに納得感があるかどうかは、関係ない、と。

 

で、ここからが本題。

 

一方的に別れを切り出されたカップルがいたとして、未練がある方がよく言いますよね。

「もっとよく話し合おう」って。

 

でも、「話し合い」で一度離れたココロを取り戻せるものでしょうか?

 

自分の乏しい過去の記憶を探ってみると、振られてばかりの人生なので(涙)

「話し合おう」って言う側の立場でしか語れないのですが。(イヤ言ったことないけど) 

 

「オマエとはもうやっていけない」って言われたとき、

「アナタは私のコト全然分かってない!」って思うわけです。

「イヤだ!別れたくない!」って思うわけです。

でも、だからといって「話し合いましょう」って食い下がって何になるんだろ?

以下妄想。

 

「自分はこんなにアナタのことを想っているのに」とか、

「一生懸命やってるのに」とか語るんでしょうか?

それはとてもムナシイ。

 

そもそも、何を話し合うの?

「私に悪いところがあるなら言って。直すから」とか、

「もっと私のことを理解して」っていう展開になるのでしょうか。

 

想像しただけで、情けなくて泣けてきます。

 

ついでに、逆のパターンも想像してみます。

もし彼が働かない人だったら?

 

「シゴトをしない人とはもうやっていけない」って切り出したとして。

相手が、こちらに少しでも未練があれば、多分こう言うでしょう。

「わかった。オレ、働くよ」

 

でも、他人に言われて働くような人とは、そもそも価値観が違うわけで、

遅かれ早かれ別れるような気がします。

 

相手へのキモチが冷めるということは、なにか理由があるはずです。

「○○なところが嫌い」と、理由がハッキリしている場合もあれば、

説明できないけど嫌になった場合もあるかと思いますが、

好きか嫌いかは理屈ではなく感情だから、

そもそも「話し合い」という行為とは相容れないような。

 

人参が嫌いな子供に、「栄養があるんだから、好きになりなさい」

って理屈を言ってもムリなのと同じです。

 

利害関係がハッキリしているビジネスなら、話し合いによって折り合いをつけることは可能というか、

むしろ日常茶飯事ですが、恋愛のケースに当てはめてみると、話し合いで解決することなんて、

もしかしたら無いのかもしれない。と思った次第。

 

(感情論なので、離婚の条件を話し合う夫婦のケースは、ここでは除外)

 

常々、「シゴトと恋愛は共通点が多い」と考える私ですが、

「話し合い」の概念に限っては違うな、と思ったわけです。

シゴト脳で恋愛を捉えることに限界を感じた、というべきか。

 

(つづく、かも)

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15 thoughts on “「話し合い」という幻想”

  1. 恋の話のところしか注目してませんでしたので、内容がおかしく感じるかもありません。ご迷惑をおかけします。(笑)
    「愛している」と言うのは一方通行のはずではありませんか?
    こんなに愛してるのに何でわかってくれないの?とか、愛してるならちゃんと形にしてよとか。って、結局は自分の気持ちを優先にして、相手の気に食わないところをブツブツいうという事は、彼と言う色を自分の色に染めていこうとしているわけで、そこでもしその人を好きになったとしてもそれは彼自身じゃなくて自分が染めた彼と言うところですね。(なんだかメチャクチャニなってしまってすみません。)
    悪気は完璧にないです。自分はまだ疑問に思ったりする事があるので、これからも質問してもいいですか?迷惑だったらすみません m(--)m

  2. 興味深く読みました!
    相手に一方的に別れを切り出されて、話し合いによってヨリが戻った人たちなんているんでしょうか?と思いました。でも、すがりたい気持ちもよくわかります。なんだか読んでいて悲しくなってきてしまいました^^;
    それから、あかねさんのコメントにある“愛している”は一方通行という話。同感~。
    (自分も含め)みんな結局自分のことしか考えてないな~と思うことがよくあります。しかもどんどん欲張りになって、相手にいろいろと求めてしまうんですよ(反省)。見返りを求めない無償の愛って、家族以外でも成立するのかなぁと考えてしまいます。
     
    それにしても、シゴトと恋愛は共通点が多いとのことですが、どういうところがですか~?気になる~。

  3. こんばんは。かなりかなり、共感です。
    どちらかが別れを意識したり、切り出したら、何を話し合うって。
    せいぜい、別れたくない方の人間を、別れる方向に持っていくくらい?
    別れたくないと食い下がると、みじめですし(経験)。
     
    私としては、シゴトと恋愛の共通点は、最近 富に感じるところで、
    シゴトに対する姿勢について考えると、恋愛について考えてる?と思うこと しばしば。
    例えば、あるシゴトに対して未練の残る(後悔が募るような)働き方と、
    未練を残す(消化不良の)恋愛って
    なんか共通する気がします。うまく説明できないけど。
     
    ちなみに、新ケイタイの記事で、名乗り忘れたのは私です・・・。すみません。

  4. 遠藤 あかねさん
     
    はじめまして。
    愛は一方通行ですね。そして自分勝手なものであると思います。
    それ以上のことはよく分かりません。考えてみます(笑)

  5. star-mmさん
     
    一時的にヨリが戻っても、結局ダメなものはダメな場合が多い気がします。
    悲しいですけどね…
     
    「シゴトと恋愛の共通点」について、近いうちに書いてみますね~

  6. ひめさん
     
    同じ日にシゴトと恋愛の関係について書かれていたとは偶然です!
    この件については、また掘り下げてみたいと思います。
     
    ケイタイの記事のコメントはひめさんだったんですね~

  7.  
    う~ん、これまた凄く考えさせられ、そして同感です。
    話し合ったところで『感情レベル』でしか考えられない同士、もしくは一方が『感情的』になっているだけで、何も生まれない事が多いですもんね・・・。
     
    それにしても~。
    恋愛について考えなくなっていく久しい私です・・・(泣)。もうそういうことを考える脳が無くなってきてるかも~(焦)。
     

  8.  そうね~。基本的に仕事は感情より理屈でいかなきゃいけないもんね。
    でも営業や窓口でセールスしてたときは、感情の部分も似たところがあったかもしれない。
    こっちがいくら筋道だてて商品のメリットを説明したり、実際その商品がその顧客に必要であったとしても、顧客本人が嫌だと言えばそれまでなのよね。
    そんなとき、しつこくセールスを続けたり、押して押して押しまくりの営業もいるけど、私は、「そか、この人にはダメね」と商品を気に入ってくれる顧客を求めていった。どっちがいいというのはないし、その人のスタイルだろうけど。
    この辺てなんとなく恋愛の傾向とも似ていたりして・・・(笑)

  9. わが母校の教授に、講義中ちょっとしたいい間違いなどをすると
    「失礼、まあお互い許しあっていきましょう」と毎回おっしゃる御仁がいらっしゃったことを思い出しました。
     
    でもまあ、いずれにしても「話し合うことができる状況」って、まだましかな?と思う今日この頃。
    「別れよう」っていったときに、泣いてすがられるのも重たいけど
    逆切れするタイプもいるみたいですね、おーこわっ!
     
    「話し合い」の結果、別れるのをやめたカップルって、結構知ってるんですが
    これって結局「許しあった」=「あきらめた?」「妥協した?」「自分を納得させる理由をみつけた?」
    ってことなんですかねぇ。

  10. 以前コメントさせていただいてから、もう半年は経ったでしょうか…いつも興味深く拝見させていただいています。今回のお話しは、特に興味深く読ませていただきました。
     
    確かに感情における“話し合い”では、妥協できる
    ポイントが非常に限られているような気がします。ビジネスでは「イヤなものはイヤだ」なんていうことはあり得ませんもんね(笑)
     
    ねこじまねこきち さんがおっしゃってますが、「話し合うことができる状況」というのは、まだ、かなりよい状態であって、一方的な感情になった
    場合は、相手からは「話し合ってどうするの?」
    という至極もっともな質問をされてしまうのです。これが体験談かどうかは…ともかくとして…(笑)
     
    ほんと、いろいろ考えさせられますね。

  11. ゆきさん
     
    私は恋愛について色々考えるんですけど、考えるだけで終わってしまうので、
    それはそれで宜しくないなと思っています…

  12. みほこ
     
    「押してもダメなら引いてみな」の営業スタイルね。
    私もそうだな~。で、さらに引きながら様子を伺ったりして。
    そのあたりは、やっぱり恋愛傾向と共通しているような(笑)
     

  13. ねこじまセンパイ
     
    話し合いの結果、ヨリが戻ったカポーって、
    やっぱり妥協した、もしくは諦めた、ってことだと思うのですが…
    そのキモチをずっと維持できれば問題ないのでしょうけどね。

  14. ろんさん
     
    おひさしぶりでございます。
     
    たしかに「話し合うことができる状況」というのは、つまり、その時点で
    「相手を許す余地がある」ということなんですよね。
     
    もっというと、話の内容は関係なくて、別れ話が出たとき、
    それでも関係を続けていく意思があるのか、を確認しあうことが重要なのかなと思います。

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