じゃんぼおかんさんのブログで、29日の日記「30代の余暇は『女ひとり』」を
取り上げていただいたので、もう少し掘り下げて書いてみたいと思います。
●結婚しない女性は増える一方ですが、「ゼッタイ結婚したくないわ」という女性は少なくて、
「ご縁があれば結婚したい」と思っている人が大半だと思います。(私も含めて)
そのあたりの心境を、漫画家の倉田真由美(くらたま)さんが、1/5の日経新聞のコラムに
鋭く書かれています。
(さらにそのコラムについて取り上げた、にっけいさんによる『にっけいしんぶん新聞』ブログはこちら)
一連の『負け犬』論争にもありましたが、結婚している人も、していない人も、
ともに満足していない部分はあるんですね。隣の芝生は青い、というところでしょうか。
●ではなぜ、「結婚したい」という気持ちが30代になると大きく減少してしまうのでしょうか?
(25~29歳:61.6%→30~34歳:48.2%)
以前の日記にも書いたのですが、女性は、年齢が上がると結婚願望が減少するのは、
「あきらめ」が多分にあると思うのです。出産のリミットも含めて。
また、30代になると仕事を続ける意欲が高まるのは、(25~29歳:34.1%→30~34歳:61.3%)
結婚相手に経済力を求めなくなっている(=現実的になっている)という一面もあるのでは。
「あ~もうシゴトなんか辞めて結婚でもした~い」なんて思っていたお気楽な20代を経て、
「結婚したってダンナのリストラや過労死のリスクを考えたら安心はできないし、
自分も今の仕事を辞めたら、再就職が大変だし~」という、多少社会を知った30代に
なっているような気がします。
結婚することと、シゴトを続けることを別の問題として考えている、と。
●ところで、日経新聞は元日から「少子化」をテーマとした記事を1面に持ってきて驚きましたが、
毎日新聞でも5日から少子化問題を取り上げています。
日経は主に、人口減=労働力の低下を憂えており、毎日新聞はなぜこういう状況(少子化)に
なったのかを、様々なケースを交えて検証しようとしているように見えました。
同じテーマでも視点が違っていて興味深かったです。
中でも毎日新聞1月19日の『結婚したくない男性』についての記事は特に気になりました。
それによると、
・2000年の国勢調査によると、30代前半の男性の未婚率は4割(女性は3割)で、
この20年間で倍増、男性の晩婚化が進んでいる。
・連合総合生活開発研究所の2000年の調べでは、共働きの男女でも、
『家計を支える責任は夫にある』という回答が8割を占めている。
・有識者は「家計を支えようとすれば、競争社会で生き抜いていくことを強いられる。
開き直って結婚を避ける男性が増えてもおかしくない」とコメント。
・それを裏付けるように、国立社会保障・人口問題研究所の2002年の調査でも、
18~34歳の未婚男性の約3割が『結婚に利点はない』と回答している。(87年から8%増加)
●なぜ男性は『結婚に利点がない』と考えるのでしょうか?
・今の自由な生活を捨てたくないから? (それは女性も同じ)
・家計を支える(家族を養う)自信がないから? (共働きすればいいのに)
・生活のために馬車馬のように働くのがイヤだから? (自分らしい自分でいたい?)
私は女なので、男性の気持ちの実際のところはよく分かりません。
『負け犬』については、一通り語りつくされた感もあるので、今年は『オスの負け犬』についての
議論が盛り上がらないものでしょうかね?
とはいえ、『オスの負け犬』はマスコミが取り上げないような気がします・・・
元の記事からの引用 ;