ウーマンズ・アイランド ―オンナの島。この場合、汐留を指します。
なぜなら、大スポンサーである資生堂様と、日テレの本社があるから。
そう、これは資生堂の資生堂による資生堂ターゲットユーザーのためのドラマでした。
出演は、篠原涼子を筆頭に、マキアージュのCMキャラクター(ただし伊東美咲は除く)が中心。
ドラマが始まって30分ほど経過したころ、oliveことななこちゃんから届いたメール
「日テレのドラマ、見てます?」から、怒涛のチャット状態となりました。
だって、ツッコミどころ満載だったんだもの。人間だもの。
ビデオを撮っていなかったので、思い出しながら書いてみます。
ちなみに伊東美咲が出ないことと、エビちゃんが超ちょい役だったことは、
オトナの事情があると思うので触れません。
篠原涼子演じる、編集プロダクションの編集者
大学卒業後勤めていた小さな商社から、やりがいのある仕事を求めて4年前に転職。
31歳の今、仕事に情熱が持てず、恋人とも倦怠期。
取材で出会ったイキイキと働く同世代の女性たちをうらやましく思っているが―
→転職して4年目、31歳なんて、一番シゴトが乗っている時期だと思うのですが…
まあそれは個人差があるか。
それにしても、取材先に校正出さずにクレームが来たからって、印刷止めるかな?
それに、長く付き合ったカレからのゆるーいプロポーズを断って、握手でサヨナラ、
ってありえないでしょ! しかも、カレもあっさり納得?
井川遥演じる、広告代理店営業
元カレが今や人気俳優となり、自分が手がけるキャンペーンに起用。
しかし、周囲の噂により、担当からはずされることになり―
→昔付き合ってたからって、何で問題になるのかが分からない。どちらも独身なんだし。
むしろ、ブッキングできて「でかした!」って評価になると思うのだが。
しかし井川遥、太ったねー!
不規則な生活&深夜の飲酒&ストレスで太った30歳代理店オンナ、ってことでの
役づくりだとしたらスゴイ。
「このドラマで最もリアリティがあるのは、井川遥のアゴのライン」とは、ななこちゃんの弁。
中越典子演じる、カフェの店長
外資系証券会社で、桁の大きい数字を扱うことにリアリティが感じられなくなり、
コーヒーショップに転職。不倫の彼の子を妊娠してしまい―
→フリンならヒニンしてください。って韻を踏んでる場合じゃないよ。
しかも彼の家に電話して、奥さんと子供の存在に傷ついたり、
カフェのお客さんが連れてきた赤ちゃんにショックを受けたり、描きかたがベタすぎる。
結局、仕事を辞めてシングルマザーになる決意をするんだけど、生活どうするの?
で、結局「女のピークって、いつなんだろう?」という問いかけから、
「一瞬も 一生も 美しく」っていう資生堂のスローガンにつながるエンディングに
なるわけですが、篠原涼子が書く原稿に「女性は皆それぞれ美しい」
みたいなことを語らせる手法は、SEX AND THE CITYを彷彿とさせるし、
なんだかなー(by 阿藤快)であります。
多分、このあたりの篠原涼子が書く文章と、CMの前に出てくるコピー(と登場人物の設定)が
原作『ウーマンズ・アイランド』(林真理子氏)が唯一反映されている部分では
ないかと思いますが、どうなんでしょう。セリフは林真理子っぽくないので。
見ながら、「何か似たドラマを見たことあるなー」と既視感を覚えていたのですが、
去年オンエアしていたドラマ「負け犬の遠吠え」と似てるのね。
調べてみたら、プロデューサーと脚本家が同じ方でした。
ま、週末気楽に見るにはいいドラマだったのではないでしょうか。
と無難にまとめてみたり。
※ななこちゃんと逐一メールでツッコミ入れてたので、一緒にテレビ見てる感覚で楽しかったですー。